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移民

記事紹介:アリス・シュヴァルツァーへの批判│イスラムのスカーフカンファレンス

先週、5月8日にフランクフルトで「イスラムのスカーフ」カンファレンスというのがあったらしい。近所でやってたのに内容まで確認していなかったのだが、どうも当事者からは批判が相次いだそうだ。登壇者にアリス・シュヴァルツァーがいたようなので、さも…

論文紹介:移民相談所の性差別と人種差別

今回は、ソーシャルワーカー(社会福祉士)の移民相談支援についての論文。社会福祉にかかわる分野でもレイシズムやセクシズムは存在する。それについて自身もソーシャルワーカーの学者Tina Füchslbauerがソーシャルワーカーの相談員にインタビューして書いて…

記事紹介:極右と女性の権利│右からのフェミニズム?

今日は、去年2018年の2月12日の南ドイツ新聞。ヨーロッパの右派の「アイデンティタリアン運動」について書かれている。その運動のフェミニズム的な側面に対しての批判だ。それほど踏み込んだ批判ではないが、ざっと右派界隈の流行りがわかる。 MeToo-Debatt…

ナショナリズム、移民、フェミニズム [日本語リンク置き場]

今ドイツ語で読んでる話題「非西洋の女性差別をどうやって非人種差別的に扱えるか」や「フェミニズムが排外主義に利用される問題」などに関係する日本語のサイトを見つけたのでリンクを貼っておく。とりあえずこれだけ。また他にもあったら貼る。 Sara R. Fa…

論文紹介: 移民とジェンダー│ 今フェミニズムは右派なのか(後半)

前回紹介していた論文の続き。 http://ottimomusita.hatenablog.com/entry/2019/02/01/191718 右派はジェンダーを伝統的家族を破壊する脅威であると批判する一方で移民反対論ではフェミニズムを援用する。その際に移民を背景にした女性差別を「文化的暴力」…

論文紹介: 移民とジェンダー│ 今フェミニズムは右派なのか(前半)

また以前紹介していた話題に戻る。主にイスラム系の移民の性差別に対し西欧のフェミニストの一部が批判せず沈黙している。他方で別のフェミニストらは、女性の権利を守るための主張をしながら右派の排外主義と足並みをそろえてしまう、という厄介な問題だ。…

記事紹介:フランクフルトの極右警官の事件について2

もう一つ南ドイツ新聞の関連記事。さしあたっての捜査状況や政治家の見解表明が報じられている。究明や議論はまだまだこれからのようだ。 "NSU 2.0" - Rechtsradikale bei Polizei Frankfurt? - Politik - Süddeutsche.de https://www.sueddeutsche.de/polit…

記事紹介:フランクフルトの極右警官の事件について

ドイツでトルコ人の弁護士が脅迫された事件があった。容疑者はなんと警察官5人だ。5人は極右だと考えられている。まずは日本語にもなった国際ニュースから。 独警官5人、極右組織結成し殺害脅迫 ヒトラーの画像共有 写真1枚│AFPBB News http://www.afpbb.c…

記事紹介:「イスラムのフェミニズム」

今回はイスラムのフェミニズムについての記事。ドイツのメディアにイスラムのフェミニストがちゃんと取り上げられていないという問題について、MEDIENDIENST誌が政治学者のMeltem Kulaçatanにインタビューしている。おもにドイツとトルコの話。2015年の国際…

国際結婚と在留邦人の統計。それと極右のアジア女フェチ

国際結婚することになったので日本人の国際結婚について調べてみた。ドイツで出会う日本人とドイツ人カップルは、日本女&ドイツ男のペアが圧倒的に多い(そしてうちは逆)。なので、統計的にはどうなのか気になったのだ。 国際結婚には、日本人と在日外国人が…

記事紹介:ヒジャブとタブー| インターセクショナル・フェミニズム

「西欧フェミニストはイスラム教の女性差別を批判しない」とドイツのフェミニストのアリス・シュヴァルツァーらがよくのべている。一方で、シュヴァルツァーらに対しては「多様な問題の原因をイスラム教徒に押しつけている」と反人種差別の立場から批判があ…

記事紹介:[東ドイツ]極右の研究、承認をもとめる長い闘い

ドイツの東部で多発する右派の暴力や極右・排外主義について、旧東ドイツに原因を見る意見にはどんなものがあるのだろうと思ってまた記事をさがした。 Twitterで去年の5月にkawachi_berlinさんという方が紹介してくれていたのでぼくもそれを読んだ。なので…

記事紹介:社会学者「DDRは原因ではない」-東独の外国人敵視

"典型的な東ドイツ人はいない、と社会学者のトーマス・ハンフは言う。彼はインタビューの中で、通説が正しくない理由と東ドイツで広がっている外国人敵視のふるまいの原因がどこにあるのかを説明している。さらに彼はなぜ東部で左派政党は弱くAfDが票を得て…

記事紹介:対談「どうやって私たちは東ドイツ人になったか」

先月twitterでこんなツイートを見た。 "昨日のケムニッツの騒擾について伝える大衆紙。ネオナチが路上で外国人を追い回した。ドイツの恥だ。こんな状況が西ドイツ側には広がらないことを願う。 https://t.co/HHJbL1QSH5 " 右派の外国人排斥やヘイトは問題だ…

ジュディス・バトラーへの批判の記事3

最後です。これもあとで抄訳&コメントにさしかえます。 Seite 3/3: Gehen wir es an http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus/seite-3 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3 私たちは立ち向かおう大晦日のケルンでも同様…

ジュディス・バトラーへの批判の記事2

続きです。アリス・シュヴァルツァーの記事。 Seite 2/3: Ist das ein Missverständnis? http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus/seite-2 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 これは誤解なのだろうか。 とりわけ自由…

ジュディス・バトラーへの批判の記事1

ざっと訳しました。あとで抄訳&コメントにさしかえます。 Gender-Studies Der Rufmord http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1 中傷Judith Butler と Sabine Harkは私とエマ誌のレ…

フェミニズムと移民問題に関する記事を読んで

今回は移民の犯罪やフェミニストの反植民地主義に反対する立場の記事。著作権の心配をしていたが今回はもう全訳にする。短い記事でレトリックが多いので要約すると短くなりすぎるからだ。 https://www.welt.de/debatte/kommentare/article151084213/Erstaunl…

ジェンダー学の論争について 学問と政治活動の話

このリンク先の記事では、ジェンダー研究者が政治的な批判に対して学問の立場から答えています。政治的な批判というのは「エマ」誌などに書かれたジェンダー学が移民の性暴力を批判せず言論統制を敷いているというものです。記事は性研究者のパウラ-イレーネ…

ジェンダー学の論争について イスラム嫌悪と性暴力

『エマ』誌とレズビアン-ゲイのベルリンのクィア系出版社で出された『Beißreflexe』という著書で、ジェンダー学が移民による性暴力に関して言論統制をしていると批判されていました。植民地主義批判をふまえ性暴力や女性への抑圧をイスラム教とむすびつける…