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2020-01-01から1年間の記事一覧

その名はショコクス

今年はクリスマスマーケットは中止だ。 ほんとだったらあちこちの教会広場に市場が並び、ソーセージやホットワイン、ギュロスやランゴシュ、スープやお菓子、手袋、帽子などなどを売っているのだけど、今年はない。街は静かだ。 ドイツのクリスマスマーケッ…

情けはハトの為ならず

駅の広場のベンチで、広場に集まるハトを眺めていた。 餌をやる爺さんを中心におおむね正規分布でハトたちが分布している。どのハトも思い思いに餌をつつき、一つの餌を2羽が狙って鉢合うと一方が他方を追い払う。 通りすがりの男が空き缶を蹴飛ばし、転が…

茄子ピリピリ言わない派宣言

茄子を食べたときに舌がピリピリするのは、アレルギー反応らしい。 ぼくは茄子を食べたとき、炒めた茄子よりも煮た茄子でとくに、辛いような味と舌がピリピリ傷むような感覚をもつ。誰でもそう感じるのだと思っていたのだが、そうではないらしい。アレルギー…

論文紹介: FEMEN トップレスの抗議とムスリム女性(続き)

前回の続き。 http://ottimomusita.hatenablog.com/entry/2020/11/09/235556 (←前回) ここでチュニジアの女性活動家のAmina Sboui (Amina Tylerとも)に言及されている。 Aminaはトップレスの抗議をしてチュニジアで騒動を起こした。彼女はfacebookにトップレ…

論文紹介: FEMEN トップレスの抗議とムスリム女性

FEMENという国際的なフェミニスト団体がある。FEMENという団体名はそれほど有名でないがトップレスの抗議は世界中で報道されている。上半身裸で抗議行動をしている様子をネットニュースなどで見かけた人は多いと思う。 もとはウクライナの性産業、性ツーリズ…

記事と書籍紹介: ベルリンの「慰安婦」像

ベルリンのミッテ区に平和の像、いわゆる慰安婦像が一度は許可を得て設置されたが、区に許可を取り消され、撤去されかけるという出来事があった。現在は撤去保留になり像は残されているそうだ。twitterでtazの記事を内容紹介している人がいたので貼らせても…

論文紹介: 西欧家庭での移民女性によるケア労働 スイスの場合

西欧では女性の就業率が高まったことで、それまで家庭でケアを担っていた女性が働きに出たため介護や育児などのケア労働をする人が足りなくなった。 それに加えて、高齢化や、福祉国家の転換による支出の削減などでケア労働力の需要はますます高まった。 こ…

記事紹介: オーストリアの移民政策あれこれ

今年の初めにオーストリアで政権が交代し、保守政党の国民党(VPÖ)と緑の党が連立政権を作ったというのが話題になった。 オーストリアの新政権は未来のモデルになるか――今、ヨーロッパで注目されている理由 / 穂鷹知美 | SYNODOS -シノドス- この記事でも書か…

記事紹介: ドイツ警察内の極右

このところ毎週のようにフランクフルトでアンティファのデモがある。 2018年の12月にセダ・バセイユルドゥスという弁護士が極右の警察官から脅迫FAXを受け取るというショッキングな事件があった。その後、警察内の極右関連事件や、極右団体のネットワークの…

記事紹介: ドイツのコロナでのアジア人差別 おさらい

コロナウィルスが広まりはじめた当初、アジア人に対する差別が増えたらしい。 少し気にしてたんだけど、ぼく自身はドイツでそういう差別には遭わなかった。あるいは何か言われてたけど言語が聞き取れていなかったか、鈍感なだけだったか、わからないが。 仕…

ヴィースバーデンでモロッコ料理

久しぶりに友達と会った。会って、河原を散歩して、ぼくはモロッコ料理が食べたい、という話をした。その友人はモロッコ系の人で、ヴィースバーデンにモロッコ料理のレストランがあると言っていた。それなら、と翌週その友人と初めてヴィースバーデンに行っ…

記事紹介: ドイツの学者のイスラム批判

社会学者のKoopmansさんがイスラム教を批判する本を出したというインタビュー記事。 Radikaler Islam und Verfall der Demokratie „Die muslimischen Länder rutschen immer tiefer in die Krise“ Hans Monath 急進的イスラムと民主主義の没落 「イスラム教…

ニューロ・ダイバーシティからみた「不要不急」

東京新聞:<新型コロナ>発達障害児、窮地 在宅でリズム崩し自傷 親もストレス懸念:社会(TOKYO Web) https://amp.tokyo-np.co.jp/s/article/2020042590135019.html?__twitter_impression=true https://youtu.be/fiqT2RDOOpM https://twitter.com/vA3MU4RWCWT…

論文紹介: ドイツの移民ケア労働者 後編

ドイツでの移民のケア労働者をめぐる状況について論文を調べた。その後半。 以下の論文は主に法律について書かれている。 http://www.ethik-und-gesellschaft.de/ojs/index.php/eug/article/view/2-2013-art-2/51 [pdf] http://www.ethik-und-gesellschaft…

思わぬ休暇

先週、ウィルスの影響でドイツは人道的難民受け入れを停止し、今週からはレストランが閉められ、僕は仕事が休みになった。今日はベランダで、前から始めているネギやバジルの栽培をしていた。とりあえず芽が出たので大きなプランターに植え替えたところだ。…

記事紹介: ドイツのTerf 不安のないトイレ

もうひとつドイツでのトランス排除フェミニズムの話題。 2019年5月2日の、Linus Gieseによる記事。 Toiletten ohne Angst – Ja, wir sollten darüber reden, wo trans Menschen willkommen sind - EDITION F https://editionf.com/transfeindlichkeit-toilet…

記事紹介:ドイツのTerf シュヴァルツァーへの批判

一部のフェミニストがトランスジェンダーの人々に差別的な態度をとるという風潮がアメリカでも日本でもある。ドイツにもあり、そのひとつを紹介する。 アリス・シュヴァルツァーはドイツのもっとも有名なフェミニストで雑誌Emmaの創始者である。彼女はイスラ…

論文紹介: ドイツの移民ケア労働者 前編

ポーランドの移民女性の家庭使用人、マグダが活躍するドイツの人気ホームドラマ↑ Twitterにこんな書き込みが、 下の記事のような話についてのようだ。 ノルウェーでオペア制度廃止の議論 裕福な家族がフィリピン人女性子守りを搾取する温床に(鐙麻樹) - 個人…