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2018-01-01から1年間の記事一覧

記事紹介:フランクフルトの極右警官の事件について2

もう一つ南ドイツ新聞の関連記事。さしあたっての捜査状況や政治家の見解表明が報じられている。究明や議論はまだまだこれからのようだ。 "NSU 2.0" - Rechtsradikale bei Polizei Frankfurt? - Politik - Süddeutsche.de https://www.sueddeutsche.de/polit…

記事紹介:フランクフルトの極右警官の事件について

ドイツでトルコ人の弁護士が脅迫された事件があった。容疑者はなんと警察官5人だ。5人は極右だと考えられている。まずは日本語にもなった国際ニュースから。 独警官5人、極右組織結成し殺害脅迫 ヒトラーの画像共有 写真1枚│AFPBB News http://www.afpbb.c…

ない場所の地図とぼくのシッポ

こちらに来てよく地元にいる夢を見る。実家やその近く、中学校や通学路の夢。すっかり忘れていた場所も出てくる。そういえばあの道を曲がったところはそんな景色だったなと起きてから思い出す。じっさいの記憶とはずいぶん違ったり、いくつかの場所が混ざっ…

記事紹介:「イスラムのフェミニズム」

今回はイスラムのフェミニズムについての記事。ドイツのメディアにイスラムのフェミニストがちゃんと取り上げられていないという問題について、MEDIENDIENST誌が政治学者のMeltem Kulaçatanにインタビューしている。おもにドイツとトルコの話。2015年の国際…

国際結婚と在留邦人の統計。それと極右のアジア女フェチ

国際結婚することになったので日本人の国際結婚について調べてみた。ドイツで出会う日本人とドイツ人カップルは、日本女&ドイツ男のペアが圧倒的に多い(そしてうちは逆)。なので、統計的にはどうなのか気になったのだ。 国際結婚には、日本人と在日外国人が…

記事紹介:「第四波」フェミニズム│アバズレかプリンセスか

前回フェミニズムの第二波と第三波のあいだでの論争についての記事を紹介したが、「第四波」フェミニズムについての記事を見つけた。とは言え、非西欧での女性差別をめぐる議論に進展があるわけではない。アリス・シュヴァルツァーの写真も載っているけど第…

記事紹介:ヒジャブとタブー| インターセクショナル・フェミニズム

「西欧フェミニストはイスラム教の女性差別を批判しない」とドイツのフェミニストのアリス・シュヴァルツァーらがよくのべている。一方で、シュヴァルツァーらに対しては「多様な問題の原因をイスラム教徒に押しつけている」と反人種差別の立場から批判があ…

記事紹介:[東ドイツ]極右の研究、承認をもとめる長い闘い

ドイツの東部で多発する右派の暴力や極右・排外主義について、旧東ドイツに原因を見る意見にはどんなものがあるのだろうと思ってまた記事をさがした。 Twitterで去年の5月にkawachi_berlinさんという方が紹介してくれていたのでぼくもそれを読んだ。なので…

記事紹介:社会学者「DDRは原因ではない」-東独の外国人敵視

"典型的な東ドイツ人はいない、と社会学者のトーマス・ハンフは言う。彼はインタビューの中で、通説が正しくない理由と東ドイツで広がっている外国人敵視のふるまいの原因がどこにあるのかを説明している。さらに彼はなぜ東部で左派政党は弱くAfDが票を得て…

記事紹介:対談「どうやって私たちは東ドイツ人になったか」

先月twitterでこんなツイートを見た。 "昨日のケムニッツの騒擾について伝える大衆紙。ネオナチが路上で外国人を追い回した。ドイツの恥だ。こんな状況が西ドイツ側には広がらないことを願う。 https://t.co/HHJbL1QSH5 " 右派の外国人排斥やヘイトは問題だ…

Ueckermündeでの休暇

一週間だけ休暇がとれたのでナディーンといっしょにウェッカーミュンデというところに行った。ドイツ北東の端にあり、海に面し、ポーランドとの国境が近い。「ミュンデ」は河口という意味で、地名にこれがついているとそこには川と海がある。 フランクフルト…

世界の秘密:ウンコは臭い

多くの人は大便が臭いということをちゃんとは知らない。大便、うんこ、糞である。いや、そんなことは誰でも知っていると思われるかもしれない。子どもでも知っている。しかし、実際に便の匂いをしっかり嗅ぐ機会のあるひとはすくない。たいていの人が日常目…

本と引っ越し

今、ドイツで彼女と住んでいる。こちらのアパートに越してくる前に、本棚の本をできるだけもって行きたいと思い、日本からドイツへ船便で送った。時間のかかる船便でも重い本だと送料はかさむ。それでも段ボール四箱に入るだけの本を詰めた。本との別れを惜…

アルマゲドンとモビー・ディック

『アルマゲドン』(Armageddon)は、1998年のアメリカ映画である。この映画にはハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』と多くの共通点がある。おそらくオマージュなのだろうが言及しているサイトが見つけられなかった。どっちも大好きな作品なので自分で書いて…

ジュディス・バトラーへの批判の記事3

最後です。これもあとで抄訳&コメントにさしかえます。 Seite 3/3: Gehen wir es an http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus/seite-3 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3 私たちは立ち向かおう大晦日のケルンでも同様…

ジュディス・バトラーへの批判の記事2

続きです。アリス・シュヴァルツァーの記事。 Seite 2/3: Ist das ein Missverständnis? http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus/seite-2 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 これは誤解なのだろうか。 とりわけ自由…

ジュディス・バトラーへの批判の記事1

ざっと訳しました。あとで抄訳&コメントにさしかえます。 Gender-Studies Der Rufmord http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1 中傷Judith Butler と Sabine Harkは私とエマ誌のレ…

フェミニズムと移民問題に関する記事を読んで

今回は移民の犯罪やフェミニストの反植民地主義に反対する立場の記事。著作権の心配をしていたが今回はもう全訳にする。短い記事でレトリックが多いので要約すると短くなりすぎるからだ。 https://www.welt.de/debatte/kommentare/article151084213/Erstaunl…