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ドイツに住んでKindle出版してみた

ドイツで、ていうのは最後に書く点以外はまったく関係ないんだけど。日本語で書いてるし。ともかくKindleで小説を出してみた。

出版は思っていたよりも簡単で、具体的な方法はこちらのサイトを参考にした。


簡単すぎる!Kindle出版の方法(Amazonで電子書籍を出版する方法)


そして売り出したのがこれ。

 

宇宙時代のマナー講座 | 虫太 | 小説・文芸 | Kindleストア | Amazon


値段設定は「とりあえず500円にしとけばいいよ」とどこかのサイトで読んだので、とりあえず500円にしといた。


出版したい文書のファイル形式を電子書籍用に変換しないといけないのが、少し面倒くさい。ぼくはファイル変換に「でんでんコンバーター」というのを使った。縦書きの文章を作りたくて、かつ無料で済まそうと思えば、たぶんいろいろ試してもけっきょくこれになると思うのでオススメしておく。


電書ちゃんのでんでんコンバーター - でんでんコンバーター


好きな方法で書いて、でんでんコンバーターに入れるようにパソコンのWordで体裁整えてから、メモ帳アプリにコピペしてテキスト形式にする。この手順がスムーズだと思う。


でんでんコンバーターがどういう書式を求めているのかを早めに見ておいてから書くと、あとあと楽だろう。縦書きになったときに半角英数はどうなるのか、とか、改行、改ページ、章立てはどうなるのか、とか。


Wordで体裁を整えるときは、とくに検索と置換をうまく使うとよい。でんでんコンバーターにWordのルーターみたいなものがないので、段落の始まりを一文字下げるのに全角スペースを使ったのだけれど、そのときに「↵」を検索して「↵␣」に置き換える方法が助けになった。これが役立った情報。

ワードで改行を検索する方法|Office Hack

 

表紙の絵も自分で描いた。

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う~む、なかなか格式高い表紙になりましたね。

描くのに使ったのはこのスマホアプリのアイビスペイント。スマホの画面を指でぬりぬりなぞって描いたのだけど、これはペンタブなど、もっとマシな環境があると思う。それか流行りのAIとかに描いてもらったほうがいい。


アイビスペイントX

 

売り出したのは前にカクヨムに上げていた『宇宙時代のマナー講座』というSF風ユーモア小説を加筆したものだ。

カクヨムでは4万字くらいだったのを5万5千字くらいに加筆したのだけれど、これでKindle上の本についての説明だと102ページになった。つまり1万1千字で百ページくらいになるという計算だ。これは思っていたより少なかった。

Kindleは文字の大きさを変えられるのでページ数もそれで変動するが、記載されているその本のページ数はどうも文字を一番小さく表示したときのものらしい。これはスマホで1ページ13行。スマホの画面が小さいので文字は小さくなるが、ページ全体はそんなにぎっちりという印象ではない。


自分の書いたものを読み返してみるとやはりボリュームが少ないし、ところどころ改行や英数表示がおかしい。編集の仕方、あとイラストの入れ方とか見直して、次回作はもうちょっと長くしようと思う。


本が売れたり無料で読まれたりしてロイヤリティが入ったときのために、銀行口座の他にその国の納税者番号 (TIN)を入力しておかなければいけない。これはドイツだと Steuernummer  だ。自分のSteuernummerは給与明細とかにも記載されている。ドイツ在住で旅行記とか出したい人はこれだけ覚えておけばだいじょうぶだろう。まあ、当面は税金なんか取られるほど売れない。それより荘園領主様であるKindleに売上の3割を奉納しないといけないのがデカい。


まだあんまり売れてないから、これから作品数を増やすことと、あとは地道に宣伝するのみ。

次作も執筆とイラスト描きを進めている。イラストはこんなの。
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なんじゃこれは。