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記事紹介

記事紹介: ドイツのTerf 不安のないトイレ

もうひとつドイツでのトランス排除フェミニズムの話題。 2019年5月2日の、Linus Gieseによる記事。 Toiletten ohne Angst – Ja, wir sollten darüber reden, wo trans Menschen willkommen sind - EDITION F https://editionf.com/transfeindlichkeit-toilet…

記事紹介:ドイツのTerf シュヴァルツァーへの批判

一部のフェミニストがトランスジェンダーの人々に差別的な態度をとるという風潮がアメリカでも日本でもある。ドイツにもあり、そのひとつを紹介する。 アリス・シュヴァルツァーはドイツのもっとも有名なフェミニストで雑誌Emmaの創始者である。彼女はイスラ…

論文紹介: ドイツの移民ケア労働者 前編

ポーランドの移民女性の家庭使用人、マグダが活躍するドイツの人気ホームドラマ↑ Twitterにこんな書き込みが、 下の記事のような話についてのようだ。 ノルウェーでオペア制度廃止の議論 裕福な家族がフィリピン人女性子守りを搾取する温床に(鐙麻樹) - 個人…

記事紹介: 移民と労働市場

移民と労働市場に関するわりと最近の記事。 https://m.tagesspiegel.de/politik/studie-zu-migranten-am-arbeitsmarkt-politik-macht-fluechtlingen-das-arbeiten-schwer/24466174.html?utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com%2F 要点は、 難民の3分の…

記事紹介: ドイツのイスラム教徒フェミニスト5名

去年3月の記事。ドイツにいるイスラム教徒でフェミニストの女性を5名紹介している。3月27日はムスリム女性の日だそうだ。 5 muslimische Feministinnen in Deutschland - watson ドイツの代表的なムスリムのフェミニスト5名 2018年3月29日 Yasmin Polatの…

記事紹介:「これでおしまい!」と叫ぶシュヴァルツァー

Twitterで3日くらい前に"Alice Schwarzer"がトレンド入りしてたので、何かと思い検索すると、2019年11月26日の記事が見つかった。 オーストリアの大学でアリス・シュヴァルツァーが講演するのに対し、反レイシズムの立場から学生が抗議をしたが、けっきょく…

記事紹介:ドイツでのハラール

移民の記事を読んでいてイスラムに興味をもったことと、モロッコ系の友人に旨いモロッコ•トルコ料理屋に連れられたこと、あと外食店で調理の仕事をしていることもあって、ハラールに興味をもった。なのでそれについていくつか読んでみた。 そのハラル大丈夫…

論文紹介:移民増加で犯罪は増えているのか?2

「警察の主な役割は何でしょうか?」先生が教室に問いかける。 「殴る」 「またそれ~?」 ここ1ヶ月ほど統合コースの学校に通っている。教室はいつも和やかだ。ドイツの文化や法律、戦後の歴史などを学ぶ授業で、長期ビザのためにはこれを受けてテストに合…

論文紹介:移民増加で犯罪は増えているのか?

先月の30日、なんともやりきれない事件があった。フランクフルト中央駅で、40歳の男が8歳児押し死亡させたという。犯人がエリトリア国籍だということで難民受け入れの是非の議論もしばらく再燃していた。 ドイツの駅で8歳児押し死亡させた男、精神鑑定へ 外…

記事紹介:アリス・シュヴァルツァーへの批判│イスラムのスカーフカンファレンス

先週、5月8日にフランクフルトで「イスラムのスカーフ」カンファレンスというのがあったらしい。近所でやってたのに内容まで確認していなかったのだが、どうも当事者からは批判が相次いだそうだ。登壇者にアリス・シュヴァルツァーがいたようなので、さも…

論文紹介:移民相談所の性差別と人種差別

今回は、ソーシャルワーカー(社会福祉士)の移民相談支援についての論文。社会福祉にかかわる分野でもレイシズムやセクシズムは存在する。それについて自身もソーシャルワーカーの学者Tina Füchslbauerがソーシャルワーカーの相談員にインタビューして書いて…

記事紹介:極右と女性の権利│右からのフェミニズム?

今日は、去年2018年の2月12日の南ドイツ新聞。ヨーロッパの右派の「アイデンティタリアン運動」について書かれている。その運動のフェミニズム的な側面に対しての批判だ。それほど踏み込んだ批判ではないが、ざっと右派界隈の流行りがわかる。 MeToo-Debatt…

ナショナリズム、移民、フェミニズム [日本語リンク置き場]

今ドイツ語で読んでる話題「非西洋の女性差別をどうやって非人種差別的に扱えるか」や「フェミニズムが排外主義に利用される問題」などに関係する日本語のサイトを見つけたのでリンクを貼っておく。とりあえずこれだけ。また他にもあったら貼る。 Sara R. Fa…

論文紹介: 移民とジェンダー│ 今フェミニズムは右派なのか(後半)

前回紹介していた論文の続き。 http://ottimomusita.hatenablog.com/entry/2019/02/01/191718 右派はジェンダーを伝統的家族を破壊する脅威であると批判する一方で移民反対論ではフェミニズムを援用する。その際に移民を背景にした女性差別を「文化的暴力」…

論文紹介: 移民とジェンダー│ 今フェミニズムは右派なのか(前半)

また以前紹介していた話題に戻る。主にイスラム系の移民の性差別に対し西欧のフェミニストの一部が批判せず沈黙している。他方で別のフェミニストらは、女性の権利を守るための主張をしながら右派の排外主義と足並みをそろえてしまう、という厄介な問題だ。…

記事紹介:ネオリベ・フェミニズム 統合のパラドックス

もう1つ、リベラリズム・フェミニズム批判の記事。2007年のもの。ニュースとしては古すぎるが書かれている状況は何も変わっていない。 http://www.taz.de/!5194566/ Feminismus-Debatte Paradoxie der Integration Opfer und Ego (6): Der neoliberale …

記事紹介:metoo一年 市場と一致するフェミニズムの危険

Metooから1年ちょっと経った。今回紹介するのはMetoo一周年の記事である。 Ein Jahr #MeToo: Gefahr des marktkonformen Feminismus - SPIEGEL ONLINE http://www.spiegel.de/kultur/gesellschaft/ein-jahr-metoo-gefahr-des-marktkonformen-feminismus-a-1…

記事紹介:フランクフルトの極右警官の事件について2

もう一つ南ドイツ新聞の関連記事。さしあたっての捜査状況や政治家の見解表明が報じられている。究明や議論はまだまだこれからのようだ。 "NSU 2.0" - Rechtsradikale bei Polizei Frankfurt? - Politik - Süddeutsche.de https://www.sueddeutsche.de/polit…

記事紹介:フランクフルトの極右警官の事件について

ドイツでトルコ人の弁護士が脅迫された事件があった。容疑者はなんと警察官5人だ。5人は極右だと考えられている。まずは日本語にもなった国際ニュースから。 独警官5人、極右組織結成し殺害脅迫 ヒトラーの画像共有 写真1枚│AFPBB News http://www.afpbb.c…

記事紹介:「イスラムのフェミニズム」

今回はイスラムのフェミニズムについての記事。ドイツのメディアにイスラムのフェミニストがちゃんと取り上げられていないという問題について、MEDIENDIENST誌が政治学者のMeltem Kulaçatanにインタビューしている。おもにドイツとトルコの話。2015年の国際…

記事紹介:「第四波」フェミニズム│アバズレかプリンセスか

前回フェミニズムの第二波と第三波のあいだでの論争についての記事を紹介したが、「第四波」フェミニズムについての記事を見つけた。とは言え、非西欧での女性差別をめぐる議論に進展があるわけではない。アリス・シュヴァルツァーの写真も載っているけど第…

記事紹介:ヒジャブとタブー| インターセクショナル・フェミニズム

「西欧フェミニストはイスラム教の女性差別を批判しない」とドイツのフェミニストのアリス・シュヴァルツァーらがよくのべている。一方で、シュヴァルツァーらに対しては「多様な問題の原因をイスラム教徒に押しつけている」と反人種差別の立場から批判があ…

記事紹介:[東ドイツ]極右の研究、承認をもとめる長い闘い

ドイツの東部で多発する右派の暴力や極右・排外主義について、旧東ドイツに原因を見る意見にはどんなものがあるのだろうと思ってまた記事をさがした。 Twitterで去年の5月にkawachi_berlinさんという方が紹介してくれていたのでぼくもそれを読んだ。なので…

記事紹介:社会学者「DDRは原因ではない」-東独の外国人敵視

"典型的な東ドイツ人はいない、と社会学者のトーマス・ハンフは言う。彼はインタビューの中で、通説が正しくない理由と東ドイツで広がっている外国人敵視のふるまいの原因がどこにあるのかを説明している。さらに彼はなぜ東部で左派政党は弱くAfDが票を得て…

記事紹介:対談「どうやって私たちは東ドイツ人になったか」

先月twitterでこんなツイートを見た。 "昨日のケムニッツの騒擾について伝える大衆紙。ネオナチが路上で外国人を追い回した。ドイツの恥だ。こんな状況が西ドイツ側には広がらないことを願う。 https://t.co/HHJbL1QSH5 " 右派の外国人排斥やヘイトは問題だ…

ジュディス・バトラーへの批判の記事3

最後です。これもあとで抄訳&コメントにさしかえます。 Seite 3/3: Gehen wir es an http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus/seite-3 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3 私たちは立ち向かおう大晦日のケルンでも同様…

ジュディス・バトラーへの批判の記事2

続きです。アリス・シュヴァルツァーの記事。 Seite 2/3: Ist das ein Missverständnis? http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus/seite-2 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 これは誤解なのだろうか。 とりわけ自由…

ジュディス・バトラーへの批判の記事1

ざっと訳しました。あとで抄訳&コメントにさしかえます。 Gender-Studies Der Rufmord http://www.zeit.de/2017/33/gender-studies-judith-butler-emma-rassismus ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1 中傷Judith Butler と Sabine Harkは私とエマ誌のレ…

フェミニズムと移民問題に関する記事を読んで

今回は移民の犯罪やフェミニストの反植民地主義に反対する立場の記事。著作権の心配をしていたが今回はもう全訳にする。短い記事でレトリックが多いので要約すると短くなりすぎるからだ。 https://www.welt.de/debatte/kommentare/article151084213/Erstaunl…

ジェンダー学の論争について 学問と政治活動の話

このリンク先の記事では、ジェンダー研究者が政治的な批判に対して学問の立場から答えています。政治的な批判というのは「エマ」誌などに書かれたジェンダー学が移民の性暴力を批判せず言論統制を敷いているというものです。記事は性研究者のパウラ-イレーネ…