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記事紹介: 自己決定法、否決。ドイツの反トランスジェンダー

ドイツでトランスセクシュアル法を改め、自己決定法を導入しようという動きがあったが反対の方が多く連邦議会で否決された。

発案したのは緑の党やFPDで、今回はCDUは反対、SPDは意見が分かれた。2021年5月の記事。

 

Selbstbestimmung: Warum FDP und Grüne im Bundestag gescheitert sind


自己決定権: なぜFPDと緑の党は連邦選挙で失敗したのか


大規模なフェイク情報キャンペーンはCDUの議員を不安にし、SPDでは野党の法律案は保留になった。

 

Joane Studnik, 22.5.2021 - 16:51 Uhr

 


FDPの連邦議員Jens Brandenburgは、旧態依然としたトランスセクシュアル法を自己決定権法で改正する圧力を高めようとしている。

 

ベルリン: トランスおよびインターセックスの人は自己決定で人生のあらゆる側面を決めることができるべきだ。そのためついては党の垣根を超えて賛成があるが、水曜の連邦議会の採決では議員の過半数に達しなかった。緑の党の動議に賛成する唯一の票はSPDの党派からあり、同盟(CDU)からはなかった。以前、内務委員会と居住委員会から、FPD[ドイツ自由民主党]による同内容の発議を拒否する勧告があった。

 

ラディカルフェミニストは事前の策として大規模なフェイク情報キャンペーンである「トランス列車を止めよ」を開始していた。FDPの議員のJens Brandenburgは、この改正が子どもへのホルモン介入を後押しするという主張がその例だとしている。「私たちの法案はどのような立場でもホルモン治療は扱っていません」むしろこれには、インターセックスの子どもを医学的に不要な手術から守る条項も含まれている。

 

トランスの人々が病気で危険だという考え方


CDUの議員のMarc Henrichmannは議論の中で、ベルリンの検査師がトランスの人々を幼児性愛者とあいまいに結びつけた、どうとでもとれるような発言を引用している。この悪質な連想の特筆すべき点は、当事者にとって不適当な検査にこのようなこじつけをする心理学者がいることだ。なのでトランスの人々が病気であり潜在的に危険なものと表現する考え方はAfDにだけ当てはまるわけではない。

 

連邦議会の他のすべての政党は一年前、さしあたっては非公開で、部分的に違憲であるトランスセクシュアル法(TSG)の遅すぎた改正を進めることで合意していた。Jens Brandenburgは野党の課題として「このような議論と抵抗を世論にもたらすことだと考えている。私たちは政治的な圧力を高めて、できるだけ喫緊に改革を実現したい」とした。


Brandenburgは、自分の草案は「健康上の配慮や、個人の法的地位についての問題、望まぬアウティングからの保護まで、性別の自己決定権を強める法的な基礎を作る枠組み法」だと考えている。

 

連邦議会の議員候補のRia Cybill Geyerは、SPDクィアの連邦理事でもあり、「この発案者たちは、法案によって議員に中核テーマといっしょに問題のある決定を滑り込ませようとした」と党員の保留を明言した。もし法的に登録されたファーストネームや家族簿上の身分の変更に焦点が当てられていなければ、否決は避けられていたかもしれない。


急進的な活動家たちも、法的な登記上の性別の変更は性別適合手術への無料チケットだとして批判している。しかし両者には何の関係もないとJens Brandenburgは明言している。「医療的介入は法的身分を変えなくても可能だ。逆にまた、法的な登記上の性別の変更は手術介入の解禁ではない。議論の中で、2つの異なるものがごっちゃにされて偏見を煽っている」

 

トランスジェンダーの人々に対する偏見は根強く、それを強めるトランス排除派のデマは相変わらずひどい。この記事で少し紹介されていたデマはおそらく一部はすでに日本語に翻訳されて拡散されていることだろう。

それらのデマは、政治的な動きに懸念を示すものとして提示され、じっさいにはトランスの人々が潜在的な脅威であるかのような偏見をばら撒くことになる。

 

 

上の記事ではトランスジェンダーインターセックスを並列に挙げて、自己決定権について書いていたが、これは誤解を招く可能性がある。インターセックスという呼び方もあまりよくない。

この記事がわかりやすかった。

インターセックスとは?DSD(性分化疾患)との違い【日本の現状から有名人まで総まとめ】 | LGBT就活・転職活動サイト「JobRainbow」

インターセックス」の正式名称は、DSDです。Disorders of DevelopmentまたはDifference of Developmentの略で、「体の性の様々な発達」という意味になります。

従来のステレオタイプな性別判定が対応できない身体的な性の発達の多様性で、性自認には曖昧さがあるわけでも移行しているわけでもない。身体的な発達を理由に性別がはっきりしないかのように言うのは失礼にあたる。

なのでトランスジェンダーの人々に対するように「本人の自己決定を尊重する」と言うのは的外れだ。下は信頼できるサイト。

nexdsdJAPAN | DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患)総合情報サイト